【令和7年7月7日特別編】レインボーガラスとは?

 「レインボーガラス」とは、光の干渉によって虹色のような輝きを見せる特殊なガラスのことを指します。単なる着色ではなく、物理的構造によって発色する点が特徴です。

この技術の根底にあるのは、薄膜干渉と呼ばれる現象です。シャボン玉や油膜のように、見る角度や光の当たり方によって色が変わるものと同じ原理です。


「7層構造」の意味

レインボーガラスと呼ばれるものの中には、非常に薄い異なる素材の層を7層重ねた構造のものがあります。

なぜ7層なのか?

  • 各層はナノメートル単位の厚さで構成されており、それぞれ異なる屈折率を持つ。

  • 光がそれらの層で反射・透過・干渉を繰り返すことで、特定の波長が強調され、虹色のように見える。

  • 7層は、スペクトル全体をカバーするための最小構造の一つとされており、赤から紫までの波長帯をバランスよく干渉させるのに適している。


工芸技法としての「虹色ガラス」

日本の工芸品では、以下のような作品もあります。

  • 江戸切子 × レインボー加工
    → カット面が虹色に輝くような加工を施された作品も登場しており、7層構造の干渉フィルムを貼り合わせることで虹色の効果を得る例もあります。

  • ボヘミアガラスやイリデッセントガラス
    → イリデッセント(虹色光沢)加工は、加熱や蒸着によって薄膜を作ることで、似たような視覚効果を持ちます。



「虹色」は、ランダムに置かれた5色の色の粒をガラスに巻き付けて作り出しています。
なので一つとして同じもののない一点もの。それぞれが唯一無二のグラスです。

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