あくびが「うつる」のは脳を冷やすため?
人があくびをすると、つられて自分まであくびが出てしまう。
誰もが経験したことのある現象ですが、実はあくびには 脳の温度調節 に関わる役割があると考えられています。
あくびの仕組み
あくびをするとき、私たちは
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大きく口を開けてたくさんの空気を取り込む
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顎や顔の筋肉を大きく動かす
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涙腺や耳管まで刺激される
という全身的な動作をします。
これによって血流が一時的に増え、脳の温度が下がると考えられています。
なぜ「うつる」のか?
まだ完全に解明はされていませんが、有力な説は2つあります。
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共感作用説
他人の行動や感情に共感する能力(ミラーニューロン)が働き、無意識に真似してしまう。 -
集団行動説
集団で同じ行動をすることでリズムを合わせ、危険に対応しやすくする本能が残っている。
眠いとき以外にも出る
あくびは眠いときや退屈なとき以外にも、
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緊張をほぐすとき
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運動前後
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高温の環境にいるとき
などに出ることがあります。
まとめ
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あくびは脳の温度を下げるために起こると考えられている
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うつる理由は「共感作用」や「集団行動の名残」が有力
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眠気だけでなく、体を整えるために自然と出る反応
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